巨人パーラは“超朝型” 新助っ人のマジメぶりを本人に直撃
「大事なのはチームに穴をあけないこと」
――5番打者として期待されている。原監督から要望は?
「具体的にこれをやって欲しいとは言われていない。優勝が大きな目標。そのために監督の指示に従う。一番大事なことは、チームに穴をあけないこと。穴があいたところをしっかり埋めていく。それが大事な仕事だと思っている。(宮崎キャンプ終盤は)多少下半身に張りはあったけど、このキャンプで準備して、状態を100%に持っていく」
――宮崎での1次キャンプでは7時半出発でアーリーワークを行っていた。朝が早いのはメジャー式?
「メジャーリーガーは各自が自分のタイミングで球場入りする。早いのが必ずしもアメリカンスタイルというわけではない。自分自身が早く球場に入って、全体練習前にストレッチ、準備をしたいというタイプ。練習後より練習前に準備したい。そういうふうに今までやってきたから、なるべく早く始めたいんだ」
――巨人では早朝4時から練習したいと言って断られた?
「ハハハ。そうだね。球場がまだ開いてないって。アメリカの時は4時半くらいにはグラウンドに入っていたし、自分のペースでしっかり準備したいというのがある。できるだけ早く入って、ゆっくり自分のペースを守ってやりたいというのが今までのルーティンになっている」
――外野守備でも目立っている。シートノックに入らなくていいと言われても直訴して入っていたそうだが。
「できるだけやらせてくれって言っている。いつどのタイミングで監督に試合に出て欲しいとか、あるいはファーストを守って欲しいと指示があるかもしれない。そういう時のためにしっかり準備しておく。守備をしっかりやることも、チームに貢献することにつながる」
――アベレージヒッターに見えるが、目標は首位打者か?
「首位打者とか今は考えていない。今のところ、チームが勝つ、優勝することが目標。達成できた時、結果、数字はついてくると思う。まずは監督の指示に従うこと。1年を通じて試合に出続けてチームに貢献することだよ」
(聞き手=増田和史/日刊ゲンダイ)