大谷に右肘痛再発の不安 リハビリ順調も新フォームがカギ
25日(日本時間26日)のオープン戦(アリゾナ州テンピ)で、エンゼルスとレッズが対戦。オープン戦初出場の大谷翔平(25)は2打数無安打、1死球に終わった。
昨年9月に左膝を手術して以来、初めて実戦をこなした大谷。打者としての復帰にメドが立ったとはいえ、問題は投げる方ではないか。
いまのところ投手としてのリハビリは順調で、23日には今キャンプで初めてブルペン入りし、最速130キロの速球を投げ込んだ。投手としての復帰のメドは5月中旬で、そこから逆算して調整を続ける予定になっている。しかし、「問題は大谷が右肘に負担のかからない新たな投球フォームを身に付けられるかどうかでしょう」と、特派員のひとりがこう続ける。
「大谷が右肘にメスを入れたのはメジャー1年目の2018年ですが、実はそれ以前、日本ハムでプレーしていたころから肘に不安を抱えていたというのです。右肘の外側に張りが出たり、軽い痛みが生じたりしたことがあり、それは靱帯を痛める投手の典型的な症状だと聞きました。
つまり日本にいたころから肘に負担のかかる投げ方をしていたわけで、靱帯を痛めるのも時間の問題だった。なので手術によって靱帯を再建したからといって、不安が消えるわけではない。肘に負担のかからないような新たな投球フォームを身に付けない限り、再び靱帯を痛める可能性は高いのです」