J鳥栖の命運は スポンサー撤退にリーグ再々延期でWパンチ
日本野球機構(NPB)とJリーグによる「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第4回会合が23日に行われ、Jリーグの村井チェアマンは「(再開予定の)4月3日が難しければ、それ以降の2週間単位でシミュレーションをしている」と話した。元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏が言う。
「2週間単位だと再開日は4月18日、次いで5月2日となります。大型連休までに再開させたいとJは考えていると思いますが、コロナウイルス終息のメドが立たない現状では厳しいでしょう」
J各クラブは日々、大学生相手に練習試合などでトレーニングを継続しているが、ホーム試合で稼ぐ日銭=入場料収入が一円も入ってこず、屋台骨が揺らぎ始めているクラブも少なくない。
「先ごろ一部スポーツ紙が<J1鳥栖存続危機>と1面でデカデカと報じたが、昨季前に背中スポンサー、今季前には胸スポンサーが撤退。赤字を埋めるために鳥栖の竹原社長が経営する会社や自宅を売り払い、15億円とも20億円ともいわれる私財を投げ出したともっぱら。しかしながら、現在の状況を生み出したのは、スペイン代表FWトーレスを引っ張ってきたり、身の程知らず的な拡大路線の失敗が引き起こしたもの。地元では、竹原社長に対する同情論は皆無です。『コロナ禍でリーグが中断している間に1部上場企業を(スポンサーとして)引っ張ってくる』と竹原社長は意気軒高のようですが、空振りに終わったら鳥栖の命運も尽きかねない」(サッカー関係者)