力士外出NGで出稽古できず 5月場所で割を食う相撲部屋は?

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 出稽古は主に本場所直前に行われるが、なにしろ相撲部屋が集中する東京都内は日を追うごとに感染者が増加している。5日は1日間の過去最多、2日連続100人超えとなる143人の感染が確認された。すでに東京都だけで1000人以上が感染している。

■5人以上の大部屋ならともかく…

 こうなると、5月場所直前になっても外出禁止令が継続される可能性は高い。

「5月場所が開催されたとして」と、さる親方がこう続ける。

「番狂わせが増えるかもしれない。十両以上の関取が5人もいる佐渡ケ嶽部屋のような大部屋ならともかく、中には関取が1人という部屋もある。いくら幕下以下の相手と稽古をしたところで、基礎稽古以上の成果は期待できない。新大関の朝乃山(26)は師匠の高砂さん(元大関朝潮)から四つ相撲を磨くために『白鵬のところに出稽古に行け』と言われているが、現状ではそれもできない。高砂部屋には十両の朝玉勢がいるけど、2人は近大時代の同級生。手の内を知り尽くしているので、技術向上につながるかどうか」

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