コロナ退院も批判やまず…虎藤浪にイメージ回復策はあるか

公開日: 更新日:

 それならば誠意を見せてはどうか。米NBAの中で最初の感染者となったルディ・ゴベール選手(ジャズ)は「迷惑を掛けた方々にせめてもの気持ち」として50万ドル(約5400万円)以上の寄付を表明した。

 国内でもプロ野球選手会が、新型コロナウイルス感染防止に取り組む医療機関などを支援するための寄付活動を始めた。 藤浪は今季年俸(6300万円)の3分の1でもコロナ対策のために寄付するという手もある。

「しかし、いま藤浪選手が募金をしてしまうと『お金で済ますのか!』というバッシングを受けかねません。ものごとの順序としてやはり謝罪が先です」(前出の大森氏)

 野球ファンの吉川潮氏(作家)はこんな助言をする。

「移籍するのが一番いい。昔から左遷は大抵北へ行くもの。一に日ハム、二に楽天か。移籍は個人の希望通りにはいかないので、阪神に残るならばファンの前に出て、きちんと謝るべきです。球団を通じたコメントは、広報担当が考えたものということは世間は見抜いています。カメラの前に生身をさらし、土下座して謝罪した上でこう言うのです。『若い人はバカな私を反面教師にしてください。宴会や夜の街に出ていかず行動は自粛してください』と、新型コロナウイルスがはびこる世間に警鐘を鳴らす。阪神ファンは厳しい半面、あたたかい面もありますから、『そこまでやるなら』と許してくれるのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド