韓国プロ野球5.5開幕決定の“妙薬”…日本が見習うべきは?
■スピード感と極端さ
韓国球界に精通するストライク・ゾーン代表の室井昌也氏は、「コロナ問題の専門家ではないので、ハッキリしたことは分かりませんが」と前置きした上で、こう解説する。
「韓国では物事に対処する際、良くも悪くもスピード感があり、極端さもある。こうした韓国らしさが緊急時ではプラスに働いている可能性はあります。2月下旬にはいち早く『ドライブスルー型』の検査を実施するなど検査体制を強化。各球団は選手が熱を出せばその日の練習を中止した上で検査をし、結果が陰性であってもその選手を2週間隔離した。球場設備の管理に関わる外部職員が感染するや、関係する球団職員全員が検査を受け、翌日には全員が陰性だったと発表している。3月中旬ごろから、各球団のプレスリリースは検査受診に関するものが何件もあった。疑いが出た時点で白か黒かをハッキリさせ続けてきました」
室井氏は先日、元中日選手のLG・芹沢裕二コーチを取材。同コーチは外食を制限されるなど苦労した様子だったという。