日大陸上部が大御所OBを迎えるも…古豪復活へ厳しい道のり
現場を離れた後、07年から16年までは関東学生陸上競技連盟の会長を務めていた。20年ぶりの現場復帰には疑問の声が少なくない。
箱根駅伝常連校の関係者が言う。
「青葉さんの現場復帰の噂は昨年ぐらいから聞いていた。でも、まさか受けるとは思わなかった。関東学連の会長を務めたご老体ですからね。07年から会長になったのは、前職の広瀬豊会長が06年に亡くなり、会長候補だった沢木(啓祐)さんが日本陸連の専務理事になったからです。学連会長の就任前は駅伝対策委員長を務め、調整力を発揮した。組織を動かすことには長けた人です。優勝争いから遠ざかって久しい日大は、そこそこの選手がいた時でも区間配置が下手で順位を落としていた時もあった。青葉さんはライバル校の戦力をしっかり分析し、選手の区間配置もうまい。しかし、駅伝はある程度力のある選手を揃えなければ上位争いは無理。これだけ低迷期が続く日大に、レベルの高い選手が入ってくれるかどうか。青葉さんの指導力や手腕に期待する前に、そこが一番の問題です」
青学に肩を並べる日は来るか。