日大陸上部が大御所OBを迎えるも…古豪復活へ厳しい道のり
大学陸上界に驚きの声が上がった。
日大陸上部(特別長距離部門)の新監督に、同大OBで大東大の元監督の青葉昌幸氏(77)が就任することが決まった。正式発表は近日中にされるが、すでに青葉氏は同陸上部HPのスタッフ欄には名を連ねている。
日大は箱根駅伝12回、全日本大学3回、出雲5回優勝の駅伝の名門校だが、箱根の優勝は1974年が最後(全日本と出雲は09年)。15年からは6年連続シード落ちと低迷。18年大会は予選会11位で出場権も逃した。
■100周年迎えて白羽の矢
日大陸上部は今年創部100周年を迎えたが、古豪復活の兆しはまったく見えない。そこで白羽の矢が立ったのが日大OB(64年日本選手権3000メートル障害、65年同1500メートル優勝)で、同大陸上部同窓会(桜門陸友会)会長の青葉氏だ。
青葉氏は大東大監督時代に箱根で2度の連覇(75、76年、90、91年)を達成。全日本大学駅伝は4連覇を含む7度の優勝(出雲は1回)など、黄金時代を築いた。