巨人に圧倒的有利ゆえ…原監督が背負う“絶対連覇”の十字架
■いきなり9連戦も
「開幕戦がいきなり中止になる可能性が……」
セの関係者がこう嘆く。
コロナ禍により、約3カ月の延期を経て6月19日に開幕するプロ野球。巨人対阪神(東京ドーム)など6カードが組まれているが、屋外球場で行われるDeNA対広島(横浜)、ヤクルト対中日(神宮)の2カードに、雨天中止の可能性が浮上している。
19日の東京と横浜の天気予報は雨時々曇りで降水確率はともに70%(17日現在)。予報は変わる可能性もあるが、もし横浜と神宮の開幕戦が中止になれば、開幕3連戦の予備日は6月22日(月曜)に組まれているため、DeNAなど4球団は最大で20日から28日までの9連戦を戦うことになる。
そうなると、セの4球団はいきなり正念場を迎えるといっても過言ではない。今季は“コロナ特例”により、一軍の出場選手登録は29人から31人に、ベンチ入り人数も25人から26人に増やし、外国人枠は1増の「5」になる。しかし、今季は5月25日に開幕日が最終決定してから、約3週間という短い準備期間しかなく、万全とはいえない状態で開幕を迎える。コロナ禍により3カ月弱のチーム活動自粛期間もあった。投手を中心に、試合をこなしながら調子を上げていくことになる。無理な起用をすれば、それこそ故障者が続出しかねない。