巨人に圧倒的有利ゆえ…原監督が背負う“絶対連覇”の十字架
開幕から波に乗れればまだしも、連敗したりカード負け越しが続いても、コロナ対策で遠征先の外食は原則禁止となっており、夜の街でストレスを発散するわけにもいかない。
掛布氏は、そうした選手のメンタル面を心配しているのだ。
まして阪神は9月以降のシーズン終盤、予備日に行われる、中止になった試合の埋まり方次第では、13連戦が3度も組まれることもある。
それだけでなく、9月下旬から27日間で26試合を戦うケースもあり得る。異常な過密日程となれば投手も野手もバテバテだ。
■全権監督の責任
そんな中、セのライバル球団関係者は「昨季Vの巨人に有利な条件が揃っている」と指摘する。開幕当初に関東で集中開催されるだけでなく、7月5日までの全15試合中、東京ドームで12試合を戦う。屋外球場での試合は6月26日からの神宮3連戦のみだ。雨による中止やコンディション不良をさほど心配する必要がない上に、存分に「ホームの利」を生かした戦いができる。