巨人に圧倒的有利ゆえ…原監督が背負う“絶対連覇”の十字架
球界OBが言う。
「6月14日のヤクルト対楽天は、悪天候の中で行われた。今季は基本的に6連戦が続く過密日程。11月7日に予定されているシーズン最終戦(巨人対ヤクルト)から、日本シリーズが開幕する同21日まで約2週間のインターバルがあるとはいえ、日程消化を優先せざるを得ない。グラウンドのコンディションが多少悪いくらいなら、なるべく試合を決行する方向でペナントを進めることになるだろう。屋外球場を本拠地とする球団は、雨天中止だけでなく、選手の故障に怯えながら戦うことになるでしょう」
■3度の13連戦
西側チームの中日、阪神、広島の3球団は開幕から7月5日までの2週間強、関東遠征を強いられる。
阪神周辺ではいわゆる「死のロード」を懸念する声もある。阪神OBの掛布雅之氏は先日、テレビ番組でこんな指摘をしていた。
「野球以外の部分ですごく心配。1カ月(実際は約2週間)ホテルに缶詰めになる。グラウンドで戦い、いい思いも悪い思いもした選手がそのままホテルに帰る。悪い負の連鎖ってある。例年の死のロードより、気分転換という部分ですごく心配だと思う」