日本代表テコ入れを 国際経験値UPも手薄なポジションあり
東京五輪世代の主軸である冨安健洋(ボローニャ)、堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)らはU―20W杯を経験している。久保にいたってはちょうど1年前、2度目となるはずだった2019年U―20W杯を回避し、A代表のコパ・アメリカに参戦した。
「実力ある者は飛び級させる」という考えが一般化したのは、12年前との大きな違いだろう。欧州組増で選手招集が難しくなったマイナス面はあるものの、個々の国際経験値は確実に上がっている。そこは反町氏も前向きに捉えている点だ。
■久保に続く怪物
「4月に<高円宮記念JFA夢フィールド>も完成したし、素晴らしい環境も整った。私が12歳の時にドイツに行き、その施設のすごさや大きさに驚いたスポーツシューレが、今ここ幕張に完成したのかと思うと感極まってしまった。この最高の強化拠点を有効活用することが凄く大事だよね。日本全体のレベルも着実に上がってると思うけど、世界トップで通用してるのは、香川みたいな中盤タイプが多い。全ポジションを見渡すとまだまだ手薄なところが多い。テコ入れを図っていく必要があると思う」