エンゼルス大谷は今季“三刀流” ユニホーム広告で減収補填
コロナ禍によるレギュラーシーズン短縮で大幅な減収にあえぐ米大リーグが、ついに禁じ手を打つ。これまで聖域とされてきたユニホームへの広告掲載を認めるというのだ。選手や職員の人件費を確保するためで、複数の球団オーナーがMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーに要望。MLBでは7月中にも開幕する今季と2021年シーズンに限って時限措置として容認する見込みだという。
球場広告、グッズなどの売り上げは本来、MLBの収益として計上されるが、今回のユニホーム広告の利益は救済策として各球団の取り分となる。
このユニホーム広告は米4大プロスポーツではNBAが17―18シーズンに初めて解禁。当時の米メディアの報道によれば、最高額はゴールデンステート・ウォリアーズが楽天と交わした年約22億円だ。少ないチームでも約10億円の収入があるといわれ、MLBでも人気度によって球団格差が生まれることになる。
ヤンキース、ドジャースといった人気球団は当然として、日本人所属チームでは大谷翔平(25)のエンゼルスに広告のオファーが殺到しそうだ。