MLBドラフト開始 今季は新人投手の“下積みなし”デビューも
MLBのドラフト会議が10日(日本時間11日)に始まり、タイガースが全体1位でアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン内野手(20)の交渉権を得た。チーム方針から投手の補強が目立ち、15人が1巡目指名された(補充指名含む)。
日本のプロ野球とは異なり、米国では大学生であっても、まずはマイナーでプロの水に慣れさせる育成方針。入団1年目の選手がいきなり、メジャーで起用されることはほとんどない。
しかし、今季はマイナーのレギュラーシーズンが中止となり、メジャーのロースターも従来の26人から30人に拡大される。通常であれば、ルーキーはマイナーで下積み生活を送るが、今季は投手に限ってメジャーデビューするケースが増えそうだという。
1巡目指名を受けた投手15人のうち、大学生は12人。複数の米メディアによるスカウティングリポートによれば、即戦力と評価されるのはマーリンズが全体3位で指名したマックス・マイヤー(21=ミネソタ大)、エンゼルスの同10位リード・デトマーズ(20=ルイビル大)の2人。