巨人メルセデスが鬼門の六回で降板…今季の中継ぎは負担大
この助っ人左腕が先発する日は、序盤からブルペンが大忙しだという。
巨人がDeNAに逆転負けを食らった1日の試合。四回まで無失点投球だった先発のメルセデス(26)が案の定、おかしくなった。五回に先頭の大和にソロ本塁打を被弾。なんとか後続を抑えたものの、六回2死から死球で出塁を許すと、続く代打の中井に安打を打たれたところで、たまらずベンチから原監督が飛び出し、交代を告げた。
「昨年のメルセデスの失点をイニング別に見てみると、六回が最多の14失点。六回以降の防御率は9点台と、好投していても試合中盤を迎えると別人になってしまうことが多かったのです。スタミナの問題なのか、集中力の問題なのか。いずれにしろ、メルセデスの登板日はリリーフ陣が早めの準備を強いられるわけです」(チーム関係者)
六回途中から鍵谷、中川、沢村とつなぐことになった継投策は、八回の1死一、二塁から登板した5番手の高木が火消しに失敗。満塁とピンチを広げ、オースティンに3点三塁打を浴びて試合をひっくり返された。