大谷が自軍の開幕投手を攻略し305日ぶり一発 2度目登板へ
今季、投打の二刀流を目指すエンゼルス・大谷翔平(26)に待望の一発が出た。
12日(日本時間13日)、本拠地エンゼルスタジアムでの紅白戦に「3番・DH」でスタメン出場し、1本塁打を含む3打数2安打2打点。前日には二塁打を放っており、練習試合に過ぎないとはいえ、2戦連続安打と調子を上げてきた。
今季の開幕投手に内定している左腕ヒーニー(昨季4勝6敗、防御率4・91)に対し、第1打席は左飛に倒れたが、三回の第2打席は右前打。2死一塁で迎えた第3打席で、1ストライクからの2球目を捉えると、打球は中堅トラウトが伸ばしたグラブを超えてスタンドに突き刺さった。自軍の開幕投手を攻略し、実戦では昨年9月11日(同12日)のインディアンズ戦以来、305日ぶりの一発である。
打撃は上り調子だが、問題は投手としての仕上がりだ。
ジョー・マドン監督は、この日の練習前、大谷が13日(同14日)の紅白戦で2度目の実戦マウンドに上がると発表した。674日ぶりに登板した前回の紅白戦では制球を乱した。登板後に訴えた腰の張りはすでに回復。2度目の登板では、公式戦復帰に向けて結果を求められる。
レッズ・秋山は「1番・左翼」で出場し、2本の二塁打含む4打数3安打1打点だった。