虎・福留は役者が違った ヤクルト2年目右腕から決勝アーチ

公開日: 更新日:

「なめんなよ!」

 そんな打撃を見せたのが17年目の大ベテラン。八回にサンズの3号ソロで同点とした阪神は、六回に小川の代打で2点適時二塁打を放った福留孝介(43)が今季1号となる勝ち越し2ランをバックスクリーンへブチ込んだ。

「打ったのはフォーク。球種は頭に入っていた。準備もできていた。最高の結果が出てよかった」

 打たれたのはヤクルトの2年目右腕の清水。前日まで11試合、12回3分の1を投げて7ホールド、防御率0.00と絶好調。12試合25打数3安打、長打なしの福留を甘くみたか、初球に真ん中へフォークを投げて今季初黒星を喫した。

 福留はNPB通算16年で280本塁打の実績がある。全盛時ほどのパワーはないものの、昨季まで5年連続2桁本塁打を記録。昨年5月5日のDeNA戦では、42歳0カ月にして最年長サヨナラ弾も放っている勝負強い打者だ。役者が一枚上だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」