大谷の投手復帰は来季先送りも指揮官は二刀流への期待明言
全米が注目する二刀流の今季登板が見送られることになった。
エンゼルスのジョー・マドン監督は4日(日本時間5日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦を前にオンライン会見し、前日に右肘周辺の屈筋回内筋痛が判明した大谷翔平(26)について「数週間はノースロー。今季、登板することは見込んでいない」と名言。今季中の投手復帰を断念し、残りのシーズンはDHに専念させるという。
一昨年から相次ぐに故障に苦しむ大谷に関して、複数の米メディアからは二刀流への懐疑的な声も聞かれるが、指揮官は「投げられなくなったり、彼が決断すれば別だが、私の中では可能だと思っている」と、来季の投手復帰を示唆した。
この日の大谷は全体練習に姿を見せず、マリナーズ戦のスタメンからも外れた。あす以降の出場は当日の患部の状態を見てから判断するという。