問題は故障持ちの力士だ。
「例えば白鵬と鶴竜の両横綱は、9月場所は休場が濃厚です。ただでさえ、年齢やケガもあって2場所連続で相撲を取れるかどうかという状態。鶴竜は初日に腰砕けで転んだ際に痛めた右ヒジが心配です。白鵬も途中休場とはいえ、12日目まで相撲を取っている。9月場所までの体力回復は無理でしょう。優勝した照ノ富士も両膝を痛めており、表彰式では土俵に上がるのもやっとだった。だからといって稽古もしないことには、7月場所の実戦感覚が残っている力士には勝てない。休養と稽古のバランスが難しい」(前出の親方)
9月場所も終わってみれば横綱不在場所だった、となりそうだ。