照ノ富士、両横綱もピンチ 大相撲9月場所も“飛車角落ち”か
自粛再強化もやむなしだ。
先週、幕下以下の力士1人の新型コロナ感染が明らかになった大相撲。相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は17日に、「徐々に引き締めて秋場所(9月)を目指す」と話し、7月場所後に制限付きで解禁となっていた帰省や知人との外食などを、再び禁止すると全部屋に通達した。この様子では、9月場所も前回同様、出稽古禁止のまま開催される可能性が高いだろう。
親方のひとりは「7月場所で出稽古禁止の影響があったと言えるのは序盤だけだった」と、こう続ける。
「それよりも、今回は本場所と本場所の間隔をどう使うかが問題です。通常なら本場所が終われば、その月は休養に当て、翌月頭から巡業というスケジュール。それが今年の7月場所は8月2日が千秋楽で、9月場所は13日が初日。例年よりも間隔が短い上に夏巡業もなく、外出もほぼ禁止です。前向きに捉えるなら、7月場所の余韻を残したまま、9月場所に臨める。今回はどの部屋も普段よりも場所後の稽古再開を早めにしている。気分転換ができないのはつらいが、調整や稽古という点では、仮に9月場所直前の出稽古が禁止となっても、7月場所ほどの影響は出ないでしょう」