エンゼルスGMポストに売り込み殺到 大谷復活など課題山積
大谷翔平(26)の二刀流実現に尽力したビリー・エプラーGMを解任したエンゼルス。球団は11月下旬の感謝祭までに後任を決定する方針を明かしている。
すでに新GM候補には、2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇に導いたデーブ・ドンブロウスキー氏の他、ここに来て、大物フロントの名前も浮上した。
カブスのセオ・エプスタイン副社長だ。サイ・ヤング賞候補のダルビッシュ有が所属するシカゴの老舗球団は、先のワイルドカードシリーズでマーリンズに敗退。近日中にも、エプスタイン副社長も交えた経営者陣が将来的な構想について話し合いを持つ。NBCスポーツ(電子版)など複数の米メディアによれば、同副社長は今季限りの退任を決めており、エンゼルスを含めた他球団への再就職が有力視されているという。
エプスタイン副社長は02年に当時史上最年少の28歳でレッドソックスGMに就任し、04年には86年ぶりの世界一を成し遂げた。副社長として招かれたカブスでは16年に108年ぶりのワールドシリーズ制覇。両球団が長らく世界一から遠ざかっていた原因とされる「バンビーノの呪い」「ヤギの呪い」を解いたやり手GMとして知られる。16年にはジョー・マドン監督(現エンゼルス)とともにワールドシリーズを制したコンビが大谷の新たなボスになる可能性もあるのだ。