大谷の来季年俸を予測「野手・二刀流・投手」最も高額は?
「今年、彼が登板することはまったく見込んでいない」
エンゼルスのマドン監督が日本時間5日、右肘を故障した大谷翔平(26)についてこう発言したことで、今季の二刀流は完全消滅した。
残り試合は打者一本でプレーするが、気になるのは今回の故障が来季年俸に及ぼす影響だ。
今季年俸は70万ドル(約7400万円)。メジャーリーガーになって3年間はほぼ球団の言い値だが、来季が4年目になる大谷はオフに年俸調停の権利を手にする。主力選手であればドカンと年俸がアップするのが常とはいえ、二刀流を断念せざるを得なくなったことは来季年俸にどう影響するのか。
■シーズン通して投げた経験はゼロ
故障する以前、7月28日付の日刊ゲンダイで大谷の来季年俸を「昨オフ、ドジャースと1年760万ドル(約8億1000万円)で契約したシーガー(26)程度の単年契約になるのではないか」とみていた鈴村裕輔氏(野球文化学会会長、名城大准教授)に改めて聞くと、「あくまでも二刀流を貫くのであれば、26歳という若さと打撃を考慮しても単年500万ドル(約5億3000万円)ほどだと思います」と、こう続ける。