巨人戸郷5勝目で現実味 東京五輪「秘密兵器」へ2つの条件
もう少し、投げたそうだった。
巨人の戸郷翔征(20)が14日の中日戦に先発。3点リードで迎えた六回、2死一、三塁のピンチを招き、打席に高橋を迎えたところで原監督に交代を告げられた。91球を投げ、5回3分の2を4安打無失点。これで5勝目(2敗)、防御率は2.45となった。
そんなハタチの右腕を、侍ジャパンの稲葉監督も注目しているという。
1年延期となった東京五輪の野球の決勝は、来年8月7日。気温が35度近くまで上がる可能性がある酷暑の中、屋外の横浜スタジアムで行われる。だからだろう、稲葉監督は先月に契約を延長した際、「どんどん若い選手、イキのいい選手が出てきてほしい」と語っている。
メンバーは昨年のプレミア12の28人が基本線。五輪ではメンバーが24人に減るため、新戦力の招集は必要最小限になるとみられる。それでも稲葉監督は戸郷と、ヤクルトの高卒3年目、村上の招聘を考えているという。
侍ジャパン関係者がこう明かす。