来季巨人入りと噂のソトは必要か…守備で目立つお粗末ぶり

公開日: 更新日:

 結局、巨人入りではないか――球界では、そんな声でもっぱらだ。

 今季で2年契約が切れるDeNAの主砲、ソト(31)のことだ。2年連続本塁打王。長打力に加えて、「守備では一塁、二塁、外野の複数ポジションをこなす。いかにも原監督好み。今季年俸は1億8500万円。コロナ禍でどこも球団経営が厳しい。争奪戦に参戦できる球団は限られます」(球界関係者)。

 しかし、巨人OBがこう言う。

「必要か? と問われれば、いらないでしょ。原監督の積極起用で、二塁も外野も若手が伸びてきた。出てきた芽を踏み潰すような補強は矛盾している。ソトは8月に腎盂腎炎で欠場が続きながら、ここまで19本塁打。確かに長打力は魅力だが、得点圏打率は低いし(今季は.267)、複数ポジションをこなせるといったって、守備だって決してうまくはない」

 二塁でスタメン出場した昨8日の巨人戦では、二回2死二塁の場面で超のつくお粗末プレーをやらかした。打者・松原のボテボテのゴロをさばくと、すでに三塁ベースを蹴っていた二塁走者の吉川尚を三本間に挟むところを、本塁へ山なりの悪送球。捕手の頭を大きく越えて転々とするボールを見て、DeNAベンチは天を仰いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇