日本代表“三銃士”とは呼べず…南野・久保・堂安の現在地
しかし、2017年にオランダに渡ってから縦に抜けなくなり、中に切れ込んでのシュートも威力が半減。クラブでも日本代表でも結果を出せなくなってしまった。
まさかと思うが、彼は「自分はそれなりの実績のある選手」と勘違いしていないだろうか? 成績はパッとしないが、新たに契約したスパイクP社、カードV社のテレビCMで姿を見ることが増えた。ドイツでのヘッドコーチ時代、コーチ修業で帯同したクラブなどで<若くして才能を認められて><チヤホヤされて消えていった選手>を数多く見てきた。彼らの仲間入りをしないように祈っている。
三銃士と比べると地味な存在だが、オランダ遠征で存在感を増した3人がいる。フランクフルトMF鎌田(24)はトップ下に適性あり! を存分に見せ付けた。ヘンクのMF伊東(27)は右サイドで俊足を飛ばし、良質のクロスを何本も放り込んだ。シュツットガルトMF遠藤(27)は、ボランチの位置からボール奪取能力の高さと配球の妙をアピール。ドイツ1部でも出色のプレーヤーであることを証明した。
筆者には、この3人の方が<三銃士>に見えたが……。本家・三銃士のリベンジを待ちたい。