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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織圭には高い「東京五輪」のハードル…カギは5月の全仏

公開日: 更新日:

 錦織圭がATPツアー最終戦、パリ・マスターズを棄権して今シーズンを終了した。

 右肘の手術による1年のブランクから再起をかけた年は新型コロナウイルスに振り回された。9月末の全仏オープンが最悪で、連日の雨に重いボールが負荷を増し、しかも10度を下回る寒さの中で5セットマッチを2試合……右肩を痛めてしまった。

 回復途上の肘の酷使、課題だったサービス改造の影響もあっただろう。ウイルスの感染拡大や悪天候は仕方ないが、暮れには31歳。残された時間を考えると、来季は進退をかけた厳しいシーズンになる。

 今年は4大会に出場して2勝4敗、現在の世界ランクは40位。ランキングは1年間有効の獲得ポイントで構成される仕組みだが、コロナ禍の特殊事情を考慮し、男女ツアーとも昨年のポイントが来年2月まで凍結されている。錦織は1345ポイントで、中でも大きいのは昨年、8強まで進んだウィンブルドンと全仏の各360ポイント、ローマとバルセロナの各180ポイントで、この中では最初にバルセロナのポイントが4月20日に消える。

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