申ジエが通算26勝目 パット不調を試合中にしっかり修正
先にホールアウトした笹生優花(19)に一時並ばれたが、パットを修正し17番イーグル、18番バーディーで突き放した。
「申のパッティングはスタンス幅が肩幅より狭く、ボール近くぎりぎりに構えています。ストロークは両脇を締めてテークバックが小さく、切り返しから左肩を上げるようにインパクトを迎えてボールにオーバースピンをかける。申の言うストロークの問題とは左肩がイメージ通りに上がらずに、ラインに打ち出せないミスでしょう。原因は力みからスタンスが広くなったり、ボールが体から離れてしまうことが考えられ、ヘッドをインサイドに引きやすくなる。試合の中で、そこに気づいたわけです」(田原紘プロ)
アマチュアもパットが突然入らなくなった時は、「スタンス幅やボールと体との距離をチェックするといい」(田原プロ)。
さらに、練習グリーンではボールをパターフェースにくっつけてアドレスしたら、バックスイングを取らず、手を使わずに左肩を上げて目標へボールを転がす練習が転がりのいいパットにつながると田原プロはアドバイスする。