鎌田大地はチームメートとの意思疎通構築ことが成功の条件
この連係不足が、鎌田の言う「小さい頃から、代表に関わってこなかったマイナス面」なのだろう。
他のアタッカー陣をみると南野拓実(リバプール)、鈴木武蔵(ベールスホット)、浅野拓磨(パルチザン)は、2016年リオ五輪経験者。
久保建英(ビリャレアル)と三好康児(アントワープ)も、2017年のU―20W杯(韓国)で
共闘している。
年代別世界大会未経験なのは、伊東純也(ゲンク)と鎌田だけ。
<味方に使われるタイプ>の伊東に比べて<攻撃の組み立てに参画する>鎌田はチームメートとの意思疎通が不可欠。仲間と生かし、生かされる関係をいち早く築くことが、成功への絶対条件と言える。
「昨季クラブで28試合に出られたのは、攻撃の中継地点とか守備とかいろんな役割をこなせたから。あとは目に見える結果だけ。今年はリーグでゴールとアシスト合わせて15得点に関与することを狙います」と数字に強いこだわりを見せる。
この思いがかなえばカタールW杯出場、そしてビッグクラブへの飛躍の道も開けてくるはずだ。