欧州遠征の森保J注目は復帰のMF橋本拳人 ロシアで存在感
呼びたくても呼べなかった選手2人が、森保日本代表のオーストリア遠征(13日・パナマ戦。17日・メキシコ戦)の代表メンバー24人に入った。ロシア1部ロストフのMF橋本拳人(27)、セルビア1部パルチザン・ベオグラードのFW浅野拓磨(25)である。
春先からのコロナ禍で活動停止だった日本代表は、9月のオランダ遠征が昨年12月以来となる代表戦だった。橋本も浅野も遠征メンバーに内定していたが、ロシアとセルビア両政府の渡航制限で招集できなかった。「183センチの大型MF橋本は代表のレギュラーの座を確保する可能性もある」とはある放送関係者。
7月にロシアに移籍した橋本は、8月8日のリーグ開幕戦で主戦場のボランチでデビューを果たすと現在、5試合連続フル出場と定位置を確保した。中盤の<底>で確実に守り、そこから攻撃の起点となってチャンスを構築する。FW並みの決定力もアピール。欧州サッカー市場内での存在感は急速アップ中である。
「日本代表のボランチはスペインのMF柴崎岳が当確。その相棒としてドイツ・シュツットガルトのMF遠藤航が名乗りを挙げているが、橋本が好パフォーマンスを連発すれば、遠藤ー橋本コンビが代表ボランチの主軸を担う可能性もある」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。