飛ばし屋デシャンボーは策に溺れ…武器生かせず21位T発進

公開日: 更新日:

【マスターズ】第1日

 今大会は優勝候補のひとり、ブライソン・デシャンボー(27)に注目が集まった。9月の全米オープンを圧倒的な飛距離で制し、メジャー連勝がかかっているからだ。

 前年覇者のタイガー・ウッズも、「デシャンボーが今年のオーガスタ・ナショナルGCをひざまずかせるだろう」と予想する。

 直前インタビューで明かしたデシャンボーの攻略プランは、「ティーショットは飛ばせるだけ飛ばす」と、パワーで会場をねじ伏せるというものだった。

 実際、練習ラウンドでは1番の2打目は残り60~70ヤード。2番パー5は7番アイアンで2オンし、3番パー4は1オンを狙った。距離が長くタフな5番はアゲンストの風でも8番アイアンでグリーンを狙い、7番の2打目はウエッジ、8番パー5は6番アイアンで2オン。9番は2打目に48、53度のウエッジを使うといった具合に、飛ばし屋だけに短い番手でグリーンをとらえる強みがある。

 初日は、素振りから風切り音をビュンビュンさせて飛ばす気マンマンだったが、持ち味が生かされなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…