崖っぷち横綱鶴竜…初場所で死に物狂いなら“台風の目”に
窮鼠猫を噛む――と言ったら横綱に失礼か。
貴景勝の綱とり、照ノ富士の大関復帰ロード、そして正代、朝乃山の大関2人のカド番脱出と、見どころの多い大相撲1月場所。そんな中、台風の目、ダークホースとなりそうなのが横綱鶴竜(35)だ。
今年、皆勤したのは3月場所のみ。ここ2年間11場所中7場所も休場している。11月場所後は白鵬と共に横審から「横綱としての責任を果たしているとは言えない。来場所は覚悟を決めて備えてほしい」と、「引退勧告」の次に重い「注意」の決議を受けた。
そんな鶴竜が8日、横審の苦言以降、初めて報道対応。
「自分の相撲に集中するだけ」と言い、進退うんぬんについては「そういうことを気にしないように集中するのが大事」と話すにとどめた。
■帰化申請中もまだ許可が下りず
とはいえ、1月場所も休場しようものなら「引退勧告」を避けられない。
親方のひとりは「鶴竜も苦しいだろうな」と、こう続ける。