阪神はFA補強ゼロ…ドラ1佐藤に期待と注目“全集中”の危険
期待は大きいようだ。
12日、関西ローカル番組に出演した阪神の矢野監督が、ドラフト1位新人の佐藤輝明(近大)について、来季の開幕戦に「6番・右翼」でスタメン起用するプランがあることを明かした。
本職は三塁だが、矢野監督はかねて、佐藤を外野で起用する構想を描いている。近本を中堅、新助っ人のロハス・ジュニアを左翼で起用すれば、右翼のポジションをベテランの糸井、高山らが争うことになるだろう。
そんな中、阪神周辺では、佐藤に対する過度な期待を危惧する声が上がっている。阪神OBが言う。
「このオフは、FA選手を獲得しないことが濃厚。主な新戦力は助っ人のみです。選手会長になった近本や、主砲の大山がいるものの、この黄金新人が新人合同自主トレから連日、最も注目を集めるのは必至。佐藤はマイペースな性格とはいえ、プロの水に慣れなければいけない上に、日本一熱狂的といわれる大阪メディアから常に一挙手一投足を追いかけられ続けることにも、重圧やストレスを感じるはずです」