ソフトB・長谷川は「残留感謝」の1000万円減 FA行使せず
16日、ソフトバンクの長谷川勇也(35)が契約更改を行い、1000万円減の7000万円でサインをした。
今季はわずか29試合で、打率・224。昨季の25試合、同・302より成績は下がったが、大幅ダウンは免れた。
長谷川はファームにいた8月、新型コロナウイルスに感染し、1カ月ほど離脱。9月末に一軍に合流した。コロナ感染は本人の責任ではないこともあり、球団もダウン幅を抑えたのだろう。
長谷川は一時期、FA移籍を検討していたが、一転して残留を表明。
「移籍すれば条件が良くなったり、出場機会が増えるかもしれないが、それで選ぶのは僕らしくない。技術を磨くことしか頭にない」
と、打撃職人らしい言葉でホークスファンを安堵させた。
「長谷川はオフシーズンも筑後の二軍施設に泊まり込んで合宿をするのが恒例です。自宅は福岡にあるから通えるのに、本人いわく『移動時間がもったいない』とのこと。求道者とも呼ばれる長谷川の技術を、若手がいかに盗めるか。長谷川も質問されれば丁寧に教えるタイプですからね。球団が大幅ダウンをしなかったのは残留してくれたことへの感謝もあるはず」(球団OB)ともっぱらだ。