日ハム西川の報道は皆無…メジャーに獲得名乗りはあるのか
米メディアからも、その名前はちっとも出てこない。
すでに日本ハムがポスティング申請の手続きを済ませた西川遥輝(28)のことだ。
同じくポスティングでメジャー挑戦を目指す菅野や有原の名前は米メディアでも報じられているものの、西川についてはほとんど皆無に近い。
西川は過去に3度、盗塁王を獲得。弱肩ながら、俊足を生かした守備範囲は広く、今季まで4年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞している。今季は自身2度目の3割を打ち(.306)、12球団トップの92四球を選ぶなど出塁率は4割3分と高かった。
「プロ10年間の平均出塁率は.382。昨年、3年21億円超でレッズに入った秋山が.376でしたから、出塁率の高さは評価される」と、在米ジャーナリストのイチロー桜木氏がこう続ける。
「メジャーは出塁率をかなり重視します。四球を安打と同じくらい評価する。パワーヒッターじゃないし、通算打率もそれほどでもないのに四球が多いのは選球眼が優れている何よりの証拠。メジャー特有の動く速球に苦労する日本人選手は山ほどいましたが、選球眼の良さはメジャーでも生きるはず。知人のスカウトからはレイズ、アスレチックス、ロイヤルズ、パドレスなどが1番打者タイプとして獲得に興味をもっていると聞いています」
交渉期限は日本時間1月3日午前7時。日本のテレビやスポーツ紙でも話題にならないが、あっと驚く展開までありそうだ。