菅野移籍断念でメジャーの評価急落…21年オフFAは先発豊作

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 菅野の代理人のジョエル・ウルフ氏は交渉の過程で、本人の望む「優勝争いできるチーム」と嫌というほど話し合いを重ねたはずだ。それでも結果として適正なオファーは引き出せなかったことになる。前出のスカウトがこう言った。

「ヤンキースやドジャースにしてみれば、エースとしてはもちろん、ローテの2、3番手としても疑問。かといって4、5番手の位置付けに年10億円を超すオファーはできないし、若手有望株を起用するのが得策という計算が働いたのですよ。ブルージェイズを筆頭に最後まで争奪戦に残っていた球団にはそこまでの戦力がない。いわば中堅チームで、だからこそ菅野をローテの2、3番手と評価していたのでしょうが、カネでは意思を覆せなかったということ。それより何より、菅野に何が何でもメジャーリーガーになりたいという意思がないことが露呈したのはマイナス。優勝争いする球団の評価は今後も変わらないでしょうし、それに続く中堅球団は菅野のモチベーションを疑問視するでしょうから」

■21年オフのFA市場は先発投手が豊作

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