久保建英は途中出場もレアルに完敗“貢献度ゼロ”の体たらく
スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が、日本時間10日のレアル・マドリード戦(午前5時開始)に後半途中から出場。見せ場なしに終わった。
■Rマドリードに0―2完敗
同時期に途中加入した技巧派MFアレニャとともにベンチスタートとなった久保。0―0で迎えた後半9分に登場。それまで守勢一辺倒だったヘタフェが、Rマドリードのゴール前に攻め入るシーンも見られた。しかし同15分に先制点を奪われるとヘタフェ選手は意気消沈。同21分にリードを2点に広げられた時点で勝負あった。これでヘタフェは直近4試合の成績が1分け3敗。リーグワーストのチーム得点17の起爆剤として1月8日にレンタル移籍した久保は<屁の突っ張り>にもなっていない。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「後半32分に残念に思ったシーンがあった」とこう指摘する。
「右サイドからスピードに乗ったドリブルを仕掛け、中央エリアに切れ込みながら左足アウトサイドで左サイドにボールを送ったが、パスの受け手と思われたトップ下の背番号10・MFウナル、左サイドのアレニャのどちらにも合わず、ボールは左サイドラインを越えていった。あの場面で久保が選択すべきは、ドリブルからのシュートでした。格上相手にシュートチャンスが限られている状況下、久保に課せられた役目はパスを回すこと以上にシュートを積極果敢に放って味方選手を鼓舞し、チームに最も欠けているゴールを積み重ねることです。この日の久保は<チーム貢献度がゼロ>の体たらくでした」
これで3試合連続ノーゴールのヘタフェ。久保の責任は大きい――。