J初出場最年長記録を41歳で更新 おっさんは次ステージへ
食事も肉食をやめてビーガン(菜食主義)に変更。横浜市内のレストラン「きせきの食卓」の食事サポートを受けてコンディションを整え、勝負のシーズンに挑んだ。
「月々に一定のお金をもらうと<その限度額内でリミッターをかけて生きていく>タイプ。極端に追い込んだ方が、想像以上の力が出ると思うに至り、行動改善を図りました。新型コロナウイルス禍も、自分を見直すいい機会になりました」
同時並行して新聞や雑誌にコラムを寄稿。テレビ出演など自己発信も強化した。20年7月には「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)に出演。爆発的に知名度がアップした。「嘘をつかない独自の生き方」が広く知れ渡り、YS横浜を応援する人も急増。現役最終戦となった12月20日の藤枝戦には、1109人の観衆が詰めかけた。
それまでJ3通算12試合すべて途中出場だったが、J初先発となった藤枝戦でYS横浜は18戦ぶりに勝利した。
背番号41の42歳FWは得点こそ奪えなかったが、献身的に動き、指揮官から「チームに活力を与えてくれた」と称賛された。