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安彦考真

1978年生まれ。神奈川県出身。43歳。身長175センチ、体重74キロ。2018年に練習生を経て「年俸ほぼ0円」でJ2水戸と40歳でプロ契約。19年にJ3のYS横浜に「年俸120円」で移籍。同年開幕戦に41歳1カ月9日で途中出場。ジーコのJ最年長初出場記録を更新した。20年限りで引退。「おっさんJリーガーが年俸120円でも最高に幸福なわけ」(小学館)が発売中。オンラインサロン「Team ABIKO」も開設した。

「月給1円 年俸10円」39歳でJ2水戸と念願のプロ契約

公開日: 更新日:

「人生の後悔を取り返しにいく」。おっさんJリーガー挑戦を決めて2018年1月、39歳でJ2水戸で練習生になった。1週間ごとに合否が告げられるので「練習生をクビになるのでは?」と戦々恐々とする中、3月末にプロ契約を勝ち取った。

「西村卓朗GMから電話で合格を知らされ、練習時のミーティングで挨拶する時に思わず号泣してしまった。安堵感の表れだと思います」

 こう3年前の春を述懐する。もっとも、契約内容は「月1円の10カ月契約」「年俸10円」という想定外の数字だった。しかし<Jリーガーになるという夢を果たす>ことが最優先だった。「試合のラスト5分間で流れを変えられる選手」を目指し、本人は意気揚々とピッチに向かった。

■「俺は最強だ!」と自分に言い聞かせる

 だが、決してレベルの低くないJ2で「自分にも試合出場の可能性がある」ことが、重圧としてのしかかってきた。

 加えて、安彦を批判的に捉える人もいた。

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