レ軍有原も起用濃厚「ピギーバック」「タンデム」って何?
レンジャーズ・有原航平(28)が日本時間9日、カブスとのオープン戦に登板し、3回2安打1失点。初回、味方の2失策からピンチを招き、適時打を許した。
レンジャーズは昨季のチーム防御率5.02(ア・リーグ11位)で崩壊状態だった。ウッドワード監督は先発陣を立て直すため、ここ数年、多くの球団が実践している新たな起用法を取り入れると明かした。
1試合に2人の先発投手を投入する「ピギーバック」や「タンデム」と言われるもの。直訳すると、「肩車」と「2人こぎ自転車」だ。2人の投手が1試合の半分ずつ投げることから、最近では「タンデム・ローテーション」の呼称が定着している。
この起用法はアストロズが2013年に初めて導入した。先発投手の力量に不安があったり、メジャーで実績のない若手に経験を積ませるため、1人に4~5イニング、もう1人に残りのイニングを任せる。複数の救援投手をつぎ込むオープナーとは異なり、リリーフ陣の負担軽減につながるメリットがある。これまでフィリーズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックスなど、投手力が落ちるチームが実践した。