屈辱の初代表から1年4カ月…古橋享梧が見せた自信と覚悟
「ACLを経験して少しは守備面が伸びたかな、と。韓国はタイトにアグレッシブに来るチーム。そこで裏を抜け出し、周りを使いながらゴールという結果を求めたい」と大一番に出る気満々だ。
中央大学から17年に当時J2の岐阜でプロ生活を始めた頃には考えられなかっただろうが、岡田日本時代の懐刀だった大木武監督(現熊本)に才能を買われ、1年半後の18年夏に神戸に移りイニエスタから薫陶を受けた男は、因縁の相手との大一番で爆発を期している。
■高校の同期・南野拓実との代表初共演は実現するか
FWでは浅野拓磨(パルチザン)、サイド要員としては伊東純也(ゲンク)らとの競争を強いられるが、負けるつもりは一切ない。「自分は緊張シーなんで(苦笑)」と言うほどの口下手キャラだが、ピッチ上の一挙手一投足は雄弁だ。持ち前のスピードで矢のようにゴールへ突き進む姿勢には一見の価値がある。
「近い将来、海外へ行きたい」と公言し、英語の勉強も始めたという古橋にとっては、興国高校時代の同期・南野拓実(サウサンプトン)との代表初共演は、楽しみ以外の何物でもない。