大谷“リアル二刀流”は想像絶する消耗…今後の課題浮き彫り
エンゼルス・大谷翔平(26)が歴史に名を残した。
日本時間5日のホワイトソックス戦に「2番・投手」としてスタメン出場。投手では4回3分の2を2安打3失点、7奪三振5四球。打者では初回に先制2号ソロを放ち、3打数1安打1打点をマークした。
大リーグのレギュラーシーズンでDHを解除して投手が打席に立つのは2016年6月30日のジャイアンツ・バムガーナー(現ダイヤモンドバックス)以来1739日ぶり。「2番・投手」での出場となると、1903年9月7日のジャック・ダンリービー(カージナルス)以来118年ぶり史上3人目。エ軍の先発投手による本塁打は72年のクライド・ライト(元巨人)以来で、ア・リーグにDH制が導入された73年以降同リーグのスターターでは史上初の快挙だという。
■投げては163キロ、打っては137m弾
米メディアの多くは、投げて163キロをマークし、打って137メートル弾を放った大谷について驚きをもって伝えている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」(電子版)は「オオタニが投打で新たな歴史をつくる」との見出しで大特集を掲載。別の地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」(同)は「二刀流として新たな段階に入った。大谷はポテンシャルの高さを改めて証明した」と絶賛している。