エンゼルス大谷5号ソロ 本拠地限定「DH解除」のウラ事情
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間26日のロッキーズ戦に「2番・DH」で出場し、1本塁打を含む3打数1安打1打点。オープン戦は11戦連続安打で、打率.571、5本塁打、8打点とした。
今季、投打の二刀流に復帰する大谷の起用法についてマドン監督は「投手中心でいく」としながらも「これまでのように打席数を抑えたくない」と断言。大谷本人とも話し合った上で、本拠地エンゼルスタジアムでの登板時に限り、DHを解除する方針だという。
大谷はオープン戦で投打とも順調な仕上がりを見せている。22日のパドレス戦では2018年の渡米以来初めて「1番・投手」で出場し、マルチ安打を記録。投げては自己最速の164キロをマークし、登板時に打席に立ってもパフォーマンスが低下しないことを証明した。
指揮官は昨季まで主に2番を打っていた主砲トラウトを3番で起用する方針。これは2年連続チーム最多打点をマークしているトラウトの勝負強さを生かすためで、2番大谷には長打はもちろん、チャンスメークも求められる。昨季の大谷は打率.190、7本塁打、24打点と極度の打撃不振でチームの足を引っ張った。が、今季は得点力向上の一翼を担う存在と位置付けられているのだ。