巨人がすがる“米で20億~30億円稼いだ”助っ人2人の期待度
チーム打率.218はリーグワースト、貧打にあえぐ巨人の新助っ人2人が13日にもファームの練習に合流、早ければ16日の二軍戦で実戦デビューするという。ジャスティン・スモーク内野手とエリック・テームズ外野手(ともに34)のことだ。
スモークはメジャー通算196本塁打。テームズは韓国リーグで通算124本、メジャーでは96本塁打。原監督は彼らを5、6番候補として考えているらしいが、果たして実績通り日本でも働くのかどうか。
巨人は昨年、メジャー通算88本塁打のパーラ(33)を年俸1億6200万円で獲得。前年のワールドシリーズを制したナショナルズの強打者という触れ込みだったものの、フタをあけてみればケガがちで、47試合に出場して帰国。打率.267、4本塁打、13打点とサッパリだった。
いまさら日本で目の色を変える?
オリックスが昨年、年俸4億4000万円の2年契約で獲得したアダム・ジョーンズ(35)にしても、87試合で打率.258、12本、43打点とからっきし。メジャー通算282本塁打の片鱗すら見られず、今季は早くもスタメン落ちを経験している。
パーラはメジャーで46億円超、アダム・ジョーンズにいたっては100億円を超すカネを稼いでから日本に来た。ステップアップ、キャリアアップが目的の若手ならまだしも、かなりの稼ぎがあって晩年に差し掛かった選手がいまさら日本で目の色を変えるはずがないのだ。
今回、巨人が獲得したテームズはすでに約23億円、スモークは約33億円を米国で稼いでいる。おまけにスモークは2年総額6億2000万円、テームズは年俸1億2500万円という好条件で巨人入りした。働いても働かなくてもこれだけのカネは手にすることになる。ともに30代半ばのベテランが、しゃかりきになるとも思えないのだが……。