欧州新Lでどうなる? 日本人選手の欧州移籍とJリーグ問題
それにしてもESLにCL、国内のリーグ戦にカップ戦など過密日程を戦うことになれば、ESL参画クラブはハイレベルの選手を少なくとも1チーム=11人は増やさないといけなくなり、不参加の強豪クラブから主力選手を引き抜くことも横行するだろう。そうなれば「日本人選手の欧州移籍の門戸が広がる」と前出の中山氏がこう続ける。
「ESL参加チームはCLに参加しないなどと報じられていますが、両者が並列して開催された場合、欧州5大リーグの強豪、中堅クラブのエース級が12のメガクラブに引き抜かれ、それを補填する格好でポルトガルやベルギーなど欧州第2グループから欧州5大リーグへの移籍が増え、さらに日本など欧州以外の海外移籍組が“ワンランク上のクラブ”に移籍するチャンスも増えるでしょう」
今よりも欧州移籍が常態化し、Jリーグは若手有望株不在の空洞化したリーグにレベルダウンする可能性もある――。