肥後かおりプロ<2>「成績が低迷したのはイップスが原因」
肥後かおりプロ
現行の日本女子ツアー公式戦タイトル、いわゆる国内4大メジャーは「ワールドレディスCSサロンパス杯」「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」「日本女子オープン選手権」「JLPGAツアー選手権リコー杯」の4大会だ。
■多くの女子プロが脅威に感じた迫力プレー
肥後かおり(52)はその4大会すべての歴代優勝者に名前を連ねる“グランドスラマー”だ。
メジャー大会の特徴は「実力が試される」というコース設定の難易度の高さだが、肥後は「難しいコースほどコースへの挑戦意欲をかき立てられた」と振り返る。
一方で年間イーグル数1位が3度、同バーディー数1位が1度のタイトルが示すように、猛チャージ、特に最終ラウンドでの爆発スコアもお手のものだ。
ツアー17勝目となった2004年日本女子プロ選手権(太平洋C&A益子C)では最終日に67を出す“ダメ押し”で2位に5打差をつける圧勝劇を演じた。
「また肥後ちゃんがきた」と女子プロ仲間たちは、小柄ながらその迫力あるプレーぶりを脅威に感じていた。