松山は偉業達成も…ちょっと残念だった日本語優勝スピーチ
日本中が感動した松山英樹(29)のマスターズ優勝。日本ゴルフ界の悲願成就に涙した人は少なくない。
1997年、T・ウッズの初優勝から、マスターズは12回取材したゴルフライターの吉川英三郎氏もその一人だ。
「まさか生きているうちに、日本人がグリーンジャケットを着る日がくるとは……。マスターズに招待された日本人選手が厚い壁に阻まれ、オーガスタを去っていく姿を何度も見てきました。その壁がついに破られた。松山選手にはありがとうと言いたい」
その吉川氏が「気になった」というのが、夕暮れに行われた表彰式(グリーンジャケット・セレモニー)だった。
オーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長の挨拶後、松山は前年覇者のダスティン・ジョンソンからマスターズ優勝者だけに贈られるグリーンジャケットを着せてもらい笑顔がはじけて万歳。その後リドリー会長からマイクの前へ促され優勝スピーチが始まった。
「えー、この素晴らしいオーガスタ・ナショナルで、ここに立てることがすごくうれしく思っています。そして多くのファンの皆さまありがとうございました」