瀕死のスポーツ団体にどんな補償を?スポーツ庁を直撃した
■1月は「試合数×上限1000万円」
――今回、プロ野球などの全国規模のスポーツイベントには、どのような補償をするのですか。
「チケットのキャンセル手続きの手数料や、会場代、アルバイトの雇用料などです。1月の緊急事態宣言では、『試合数×1000万円が上限』という制度を設けていましたが、今回は以前に増して大きな影響が出る。金額も検討し直しており、GWが明けたころに正式発表するつもりです」
――販売済みのチケット代金そのものは支払われますか。
「(そのようなことは)ありません」
――なぜでしょうか。
「他のイベントや飲食業を含め、これまでもそのような制度はありませんでしたから。それに、『儲け分』を払っていたらいくらお金があっても足りませんし、財務省も認めません。やはり、貴重な税金を使うので」
■金額より宣言解除後の早期緩和