レアルvsチェルシー CL準決勝第1戦ドローにUEFA落胆のワケ

公開日: 更新日:

 スペインのレアル・マドリードとイングランドのチェルシーが対戦した欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝の第1レグ(日本時間28日午前4時キックオフ)は前半14分、チェルシーMFプリシッチが先制弾。同29分に地元レアルのFWベンゼマが右足ボレーシュートを叩き込んで同点。

 後半もチェルシーが優勢に試合を進めてシュート12本(ゴール枠内5本)を放ったが、結局1-1のドロー決着となった。

 それにしてもCLを主催する欧州サッカー連盟(UEFA)は、レアルが<負けなかった>ことにガッカリだろう。サッカー界を揺るがした「欧州スーパーリーグ(SL)」を主導した<裏切り者たちの親分>が、レアルのぺレス会長だからである。

「UEFAの米びつたるCLに反旗を翻し、SLを独自運営しようと画策したぺレス会長だが、正式発表の3日後にはスペイン勢のレアル、バルセロナ以外の10チームが脱退を表明した。でもSL自体は完全に消滅したわけではない。レアルは新スタジアム建設のために巨額の融資を受け、バルサは1500億円の負債を抱えているといわれている。米国の投資ファンドから5000億円以上の資金調達を約束されているSLは、レアルとバルサにとって生命線と言っていい。今後もぺレス会長はSLをちらつかせてUEFAを揺さぶってくる。そのレアルにCLを制覇されることは、UEFAにしてみたら絶対に避けたい事態なのです」(サッカー関係者)

 第2レグは、同5月6日午前4時キックオフ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり