エンゼルスは大谷頼み インターリーグで外野先発に現実味
エンゼルス・大谷翔平(26)の連続試合出場が「42」で途切れた。
リアル二刀流で出場した前日のインディアンス戦での疲労を考慮され、日本時間21日のツインズとのダブルヘッダー第1試合を欠場。第2試合は「2番・DH」でスタメン復帰したが、3打席連続空振り三振に倒れた。
先のイ軍戦では球速や球威が低下。肩、肘の故障を懸念されたものの、ジョー・マドン監督は「一度ぐらい調子が悪かったからといって心配することではない」と否定。今後の休養を含めた起用法については「彼の健康状態を優先するが、今のやり方を変えるつもりはない」と、従来通り外野守備も含めた三刀流を継続すると明かした。
大谷は、ここまで投手として6試合計30回3分の1に登板し、1勝0敗、防御率2.37。打者では161打数43安打の打率.267、14本塁打(リーグトップ)、33打点(同6位タイ)と、本塁打、打点の2冠を狙える位置に付けている。地区4位に低迷するチームは先発も含めた投手陣が崩壊状態。打線もここにきて、主砲トラウト(打率.333、8本塁打、18打点)が、右ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りし、復帰までに6~8週間を要する。投打とも大谷に頼るしかなく、休養を与えたくても与えられないのが現状なのだ。