大谷は“二刀流”疲労ピーク…チームはトラウト離脱で二重苦
開幕から続けてきた二刀流の反動がついに出た。
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間20日のインディアンス戦に「2番・投手」のリアル二刀流で出場。投げては4回3分の2を1本塁打含む5安打2失点で2勝目(0敗)を逃し、打っては3打数1安打で連続試合本塁打は3でストップした。降板後は右翼守備に就いたが、七回からベンチに退いた。
大谷は、ここまでチームでただ一人、全42試合に出場。投打の二刀流に加え、今季は外野守備にも就く三刀流をこなしている。さすがに疲労はピークに達しているのだろう。試合後の本人が「真っすぐがいかないという感じだった。単純に体が動かなかった」と振り返った通り、直球の平均球速は147キロにとどまり、今季平均の155.5キロを大幅に下回った。
2018年オフには右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けている。故障再発も懸念されたものの、本人は「ないと思います」と否定。肩肘の異常でなく、単なる疲労であれば休養によってコンディションの回復も望めるが、大谷の後の3番を打つ主砲の離脱は厄介だ。